最近読んだ小説の印象に残った言葉
『使いに行くのは、帰る場所があるからだな』
饅頭と羊羹を買いに行く、金次に
なんだって、お使いに行くのかという金次のつぶやきへの答え
貧乏神でさえ、帰ってくるのを楽しみに待つ長崎屋の面々
そりゃあ、帰りたくなるよね
～屏風のぞき 「はてはて」より
饅頭と羊羹を買いに行く、金次に
なんだって、お使いに行くのかという金次のつぶやきへの答え
貧乏神でさえ、帰ってくるのを楽しみに待つ長崎屋の面々
そりゃあ、帰りたくなるよね
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『何が強運だ、馬鹿馬鹿しい。ちょいと強運の髪結いさん、今月の実入りはやけに少ないよ。もちっとお稼ぎよ』
夜、うなされて目を覚ますが、強がる伊三次に
天然なのか、でも温かい言葉での叱咤激励
こんな嫁が待っているなら、まっすぐ帰るよね
～お文 「妖刀」より
夜、うなされて目を覚ますが、強がる伊三次に
天然なのか、でも温かい言葉での叱咤激励
こんな嫁が待っているなら、まっすぐ帰るよね
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『驚いたぜ。この研ぎは四十文の仕事じゃねえ』
蛤町裏河岸にて、小籐次に
小籐次の研ぎ上げた菜切り包丁を見て
見ただけでわかるのもさすがだし、”釣りはいらねえ”もさすが
～光五郎 「四人の刺客」より
蛤町裏河岸にて、小籐次に
小籐次の研ぎ上げた菜切り包丁を見て
見ただけでわかるのもさすがだし、”釣りはいらねえ”もさすが
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『私が電気の力で汽車を動かしてみたいと思ったことの、どこがいけなくって？』
新平が間借りしている部屋にて
電気機関車を作りたいという熱い思い
思ってここまでやってこれる、その行動力がすごいね
～萩本妙子 「旅人」より
新平が間借りしている部屋にて
電気機関車を作りたいという熱い思い
思ってここまでやってこれる、その行動力がすごいね
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『住めば都とはよう言うたものよ』
綿入れを取りに行こうとする老妻に向けて
”山流し”と嫌っていた甲府の街も紆余曲折を経て
やっぱり、気も持ちようなんだろうね
～矢木沢数馬 「天保六年早春」より
綿入れを取りに行こうとする老妻に向けて
”山流し”と嫌っていた甲府の街も紆余曲折を経て
やっぱり、気も持ちようなんだろうね
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