最近読んだ小説の印象に残った言葉
『おーい、筑後平十郎の旦那、ぼうっとしている場合じゃねえぜ。ここ一番でおめえさんが役に立たなければ、先はねえぜ』
『おこもの師匠、畏まって候』
峰山藩の抱え屋敷にて、師匠と弟子のやり取り
初陣の平十郎に発破をかける忠吉
結構な修羅場なのに、何とものんびりとしたやり取り
『おこもの師匠、畏まって候』
～忠吉・筑後平十郎 「夢うつつの戦い」より
峰山藩の抱え屋敷にて、師匠と弟子のやり取り
初陣の平十郎に発破をかける忠吉
結構な修羅場なのに、何とものんびりとしたやり取り
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『おめえさんを丸ごと抱えりゃ店が傾く。出来高次第の付き合いにしてくれ』
江戸への街道にて、魯文に
藤岡屋の常雇になろうとの話に
せっかくやる気の魯文にも、興を殺ぐ吉蔵の冷静さ
～藤岡屋由蔵 「夜明けの横浜」より
江戸への街道にて、魯文に
藤岡屋の常雇になろうとの話に
せっかくやる気の魯文にも、興を殺ぐ吉蔵の冷静さ
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『ま、日本酒の妙ってところだ』
花見の後のぼったくりにて、ヒロシとミチヤに
同じ日本酒でも、冷と燗で全く変わることについて
試さずにはいられないな・・・
～シンゾウ 「町の寄り合い所」より
花見の後のぼったくりにて、ヒロシとミチヤに
同じ日本酒でも、冷と燗で全く変わることについて
試さずにはいられないな・・・
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『若だんなの調子が良ければ、江戸も日の本中も、安泰になりますから。何でかって？そういうものです！』
長い事帳場に出ている若だんなに
積み重なる兄や達の気遣い
白澤と犬神が安泰というなら、その通りなんでしょうね
～佐助・仁吉 「ばけねこつき」より
長い事帳場に出ている若だんなに
積み重なる兄や達の気遣い
白澤と犬神が安泰というなら、その通りなんでしょうね
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『おまんじゅうは、あんがたくさん入ったのが良うございます』
藤掛家にて、出発前の右京に
思いつめた顔で一言
忘れるわけにはいかないね
～藤掛波留 「出発まで」より
藤掛家にて、出発前の右京に
思いつめた顔で一言
忘れるわけにはいかないね
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