最近読んだ小説の印象に残った言葉
『惜しい、この猫神は、付喪神なのだ』
～猫神 「二百年前」より
大江戸屏風の中にて、侍に
猫又と呼ばれて
惜しい・・・のか？
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『その優しさに己から甘えちゃ、町名主をやっていけないぞ。こら、町名主の跡取り息子、しっかりしねえか』
～八木清十郎 「麻之助走る」より
八木家の縁側にて、麻之助に
町名主の先達からの責
貫禄の出てきた悪友にどう思う？
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『でもさ、若だんな。ものを贈るより、祟る方が面白いぞ』
～金次 「おくりもの」より
伊和屋にて、一太郎に
金次の欲しいもの
まあ、確かにそれが貧乏神の本分ですからね
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『金のことは、七郎右衛門兄者に任せる。うん、これで解決だ』
～内山隆佐 「殿三十九歳 七郎右衛門四十三歳」より
明倫館にて、七郎右衛門に
軍費の調達方法について
確かに、一番間違いのない方法ではある
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『殿は・・・・・・他の者へお頼みにならなかった』
～久保彦助 「殿三十三歳 七郎右衛門三十七歳」より
内山家の屋敷にて、七郎右衛門に
喧嘩を売った相手（しかも殿）からの絶対的な信頼
これは羨ましい
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