最近読んだ小説の印象に残った言葉
『なあ、境。百万石と喧嘩して勝てると思うか？こっちは二十一万石だぞ』
久留米藩邸にて、南町の同心に
敵が増えたことを嬉しそうに報告
傍から見れば勝てないと思うが、やっぱり勝つつもりなんだろうねぇ
～有馬虎之助 「百万石がなんだってんだ」より
久留米藩邸にて、南町の同心に
敵が増えたことを嬉しそうに報告
傍から見れば勝てないと思うが、やっぱり勝つつもりなんだろうねぇ
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『幽霊なんざ怖がってて、荒くれどもをこき使えるかってえの。でもよぉ、なんでおれんとこに、狐の幽霊が出なくちゃならねえんだ』
浅草花川戸町の石川屋にて、栗田に
狐の面の幽霊(？)が出たという話の最後に
やっぱり、怖いものは怖い
～石川屋助左衛門 「緑の狐」より
浅草花川戸町の石川屋にて、栗田に
狐の面の幽霊(？)が出たという話の最後に
やっぱり、怖いものは怖い
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『なんだ、おぬしもか』
『そういうおぬしこそ』
本所の五間堀川沿いの棟割長屋にて
うわさの八十三歳の新妻を見に
すっかり根岸の趣味に引きずられちゃってるね
『そういうおぬしこそ』
～坂巻弥三郎・栗田次郎左衛門 「八十三歳の新妻」より
本所の五間堀川沿いの棟割長屋にて
うわさの八十三歳の新妻を見に
すっかり根岸の趣味に引きずられちゃってるね
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『ちっ。わかってねえなあ、あのおやじも。この世で一番強いのは、やくざの剣法だってことを』
有馬家の屋敷内の道場にて、父、則故に
道場剣法の稽古で叩きのめされた後で
この時点では、ただの負け惜しみ・・・
～有馬虎之助 「いちばん強いのは、やくざだぜ」より
有馬家の屋敷内の道場にて、父、則故に
道場剣法の稽古で叩きのめされた後で
この時点では、ただの負け惜しみ・・・
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『やっぱり悪いことはできないぞ』
船松河岸の五郎蔵の仕事場にて、五郎蔵に
昔の自分たちの行いを思い出しながら
自分の昔の悪事を裁いたようなもんだからね
～根岸肥前守鎮衛 「雨の面」より
船松河岸の五郎蔵の仕事場にて、五郎蔵に
昔の自分たちの行いを思い出しながら
自分の昔の悪事を裁いたようなもんだからね
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