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『天才でなどあるものか。昔、わしは同じようなことを考えた』
~根岸肥前守鎮衛 「清正公のふんどし」より
肥後屋の隣の酒問屋の前で、裏手の蔵を見ながら久助に
少ない手がかりから分かった、肥後屋の手口について
やっぱり、今も昔も、悪党は同じようなことを考えるんだね
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『じゃあな、六助。達者でやれよ』
~丑 「天狗の正体」より
棟梁の家からの帰り道、六助に
しめに六助を悪事に利用するなと諭されて
根っからの悪人じゃないのね
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『根岸さまにかかっては、仏の手のひらに載せられたみたいに、あらいざらいすべて知られてしまうのですね』
~川越屋 「駕籠の忘れもの」より
奉行所と町人たちとの会合の後で、根岸に
不可解とも見える自分の行動の真意をズバリ当てられて
参りましたと言うしかないよな
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『だが、おたか、そんな人間にならねば、巨大なものとは向き合えぬのさ。大きな仕事はできぬのさ。わかってもらえぬかな?』
~根岸肥前守鎮衛 「背中の菩薩」より
風呂上がりに翌日の捕物に思いをはせながら、おたかに
今回の捕物の裏にある陰謀に対する決意
まあ、並の感覚じゃ立ち向かえる敵ではないからね
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『立派だから面白くないんだろうが』
~伊岡夏之助 「臭い話」より
采女が原に向かう早苗についていきながら
学問所をサボる理由
まあ、そんな話聞くよりは早苗と街をブラついてる方が面白いに決まってるな
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