最近読んだ小説の印象に残った言葉
『では、御破算で願いましては』
～石川凛 「忘れぬ者」より
栗山庵にて、佐助に
次の患者が来るまで、佐助と読上算
ホッとする日常の一コマ
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『おまえさんの、その気持ちが功徳だよ』
～日本橋界隈の隠居 「人形の功徳」より
日本橋の袂にて、職人風の若い衆に
酔いどれ話の読売を親方へのお土産に
この親方はいい若い衆を使ってるね
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『ただの強さではない。恐ろしい使い手だ。十蔵、困ったぞ』
～一戸前国包 「槍一筋」より
表番町の戻り道にて、十蔵に
新左衛門について
何やら嬉しそうに感じるのは気のせいかな
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『惜しい、この猫神は、付喪神なのだ』
～猫神 「二百年前」より
大江戸屏風の中にて、侍に
猫又と呼ばれて
惜しい・・・のか？
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『 旅の目的なんてなんでもいい。私は今、猛烈にたこ焼きが食べたい！』
～梶倉日和 「大阪」より
そして、新幹線に乗り込む
自分にいろいろ言い訳しつつ
でも、十分に”旅の目的”だよね
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