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『ああ、倖せ』
~お鈴 「織部の茶碗」より
店の雨戸を開けながら
日本晴れの正月の空の下、思わず出た呟き
何事もなく正月を迎えられるのが、一番倖せなんだろうね
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『それでもよ、おれァ、一応亭主だから』
~伊三次 「ほがらほがらと照る陽射し」より
稲荷新道脇の稲荷の境内にて、お文に
チョイと照れながら、思い切って言った感じ
普通に受け入れたもらえて、一安心かな
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『たとい相手が素町人だろうが、小者であろうが、誤りは誤り。拙者、おぬしが下手人として疑われた時、力になれずにご無礼致した。ならびに、妻女の不届き至極の振る舞いに身体を張って阻止した一件、不破友之進、心からお礼申し上げる』
~不破友之進 「因果堀」より
不破の屋敷にて、畳に手をついて頭を下げながら、伊三次に
己の地位をかなぐり捨てた潔さ
こういうことが出来る人だから、伊三次もついていくんだろうな
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『この店の金は、わしが作ったものでありながら、わしの思いのままにならぬ。どういう理屈だ?』
~糸惣・惣兵衛 「菜の花の戦ぐ岸辺」より
糸惣の裏口の前で、伊三次に
いつまでたっても、自由になる金はない
有り過ぎる人のぜいたくな悩みだな
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『わたいの表がありましたのや。それはそれは美しい畳になってのう、ありがたいことや、ほんにありがたい・・・・・・』
~おせい 「備後表」より
酒井家の屋敷を出て、興奮しながら不破に
自分で拵えた畳の部屋が見たいという願いが叶った
極上の腕を持つと、自分の作品を見るだけでも一苦労だね
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